5月3,4,5日、弊店のゴールデンウィーク恒例行事の「大盆栽まつり」に参加しました。
今年は、前日の2日からの雨で設営にも手間取り、3日も引き続きの雨(時々豪雨)で、例年3日間で二十数万人の人出が有りますが、今回はどうなるものか心配しました。
しかし、さすがに例年の人出はないものの、開店休業を覚悟していましたが、好きなモノのためなら強雨も厭わない方々がこうもいるのかと、こちらが感心するほどでした。

ですから、4日・5日は画像の通り例年の人出に戻りました。

弊店も当初は取り扱いの陶器の延長で植木鉢が中心で、盆栽は素人同様でしたが、お見えになる方々も皆さんが詳しい方ばかりでなく、中には「自分では植えたりしないけど、手頃な値段ですぐ飾れる物が有れば欲しい」という声も多く有りました。
そんな中、3人の盆栽愛好家との知己に恵まれ、内お一人はアマチュアでありながら盆栽業者も一目置く方ですが、決して驕らず、素人同然の私達にも同じ目線で接して下さいます。
そして、ご自分の手で何年も育てたモノを「くれぐれも高い値段は付けてくれるな」と言いつつ安価で分けて下さいます。

画像は、その方が東京・立川の「国立昭和記念公園内盆栽苑」に寄贈された「宮様かえで」の逸品盆栽です。
あとのお二人も、ご自分で焼いた鉢で盆栽を仕立てる方であったり、自身の山で採取した実生の植木苗を養生しておき、弊店からお送りする植木鉢に3~4種類植えて頂いたりと、三者三様の盆栽を御用意して販売しています。
そして今年も嬉しい事が有りました。
今回ご用意した中に「欅の寄せ植え」が2鉢あったのですが、見るからに盆栽好きと思われる方が、「この値段安すぎるけど間違ってない?」と言われながら買ってくださいますと、10分もしないうちにもう1鉢も売れてしまいました。
いずれも、かのベテラン盆栽家が育てたものでした。
弊店はつくづく周りの方々に恵まれて成り立っている事を痛感した出来事でした。