あの暑さは何だったろう?と思う位に夏が過ぎ、すっかり秋になりました。
久しぶりにカメラ散歩を計画し、今月は月に一度の第三水、木曜日の定休日を利用して思い切って初めての東北への旅に出掛けました。
計画するに当たり、場所を決めるのにまずは北の青森からと思い、ちょうど弊店の職人の親方が八戸出身と言う事もあって最も定番の奥入瀬渓流に決めました。
ところが、出発日数日前から今季最大の台風19号が西日本で猛威をふるっていた為、どうなる事か心配をしていましたが、被害を受けられた方々には申し訳ありませんが、上陸してから速度を上げてくれた為、出発の前日に通過してくれました。
恥ずかしながら初めての東北新幹線で心なしか気持ちが高鳴っていました。
以前乗った東海道新幹線と比べると、揺れも無くカーブも少ない為、320キロのスピードも納得です。
通常奥入瀬に行くには八戸か新青森からのバスが一般的だそうで、バス代も高額になり10月はフリーパス乗車券も使えないようでした。そこでいろいろ調べましたら中間の七戸十和田駅からシャトルバスが1日2往復出ていて、しかも運賃が500円という嬉しいものです。
しかも時間が都合よく、他のバスを使うと渓流をすべて歩こうとすると当日は不可能で、翌日になるところですが、シャトルバスですと何とか当日歩ける為、次の日には他を回れるよくばり計画が立てられました。
平日で、しかも余り知られて無いのか乗客は私と老紳士2人ずれの3人でした。
何か燃料代にもならないようで、申し訳無いくらいでした。
バスは奥入瀬渓流入口の焼山が終点で、そこから時間省略の為、JRバスに乗り換えて石ヶ戸で降りて、そこから約5時間弱歩きました。
ここも平日のせいでしょうか、歩く人も少なく要所要所にはバス停もあり、車道も少し広くなっているので、大半が車で来て要所の近くを少し歩くという人が多いようです。
人が少ない事もあってか、せかされる事無く自分のペースで好きに歩けて、しかも川面と遊歩道の高さがほぼ同じ為か、疲れも少なくゆったり感がありました。
流れに変化が有り、どこを撮っても絵になると思ったのは私だけでしょうか。
渓流最後の景勝地の銚子大滝が締めくくりで、ここを過ぎて十和田湖畔に出た時は辺りは真っ暗でした。
翌朝、少し早起きして十和田湖の周りを散歩しました。
初めて知りました。
宿泊ホテルは秋田県側で、隣に青森県との県境が有りました。
渓流沿いは紅葉の見頃には少し早かったですが、湖畔のは大分色付いていました。
十和田湖定番の乙女の像を見て、その後今日の目的地八戸に向かいます。
新幹線の八戸駅からJR線に乗り継ぎ、市街地を通過してあの大震災の津波被害の遭った海岸沿いに向かいました。
鮫駅で下車、ウミネコの繁殖地(国の天然記念物)と株が上がる御利益で有名な蕪嶋神社から
本日の散歩スタートです。
震災後、三陸復興国立公園となった種差海岸が今日の最終目的地です。
ここは、砂でなく天然の芝生が海面まで続く風光明媚な景勝地で、多くの詩人・文人・画家を魅了させ、多くの名作・名言が生まれたそうです。
帰りのバスを待っていますと、居残りのウミネコと目が合い思わずパチリ!
2日間徒歩合計約9時間、約23キロ、35,000歩
初めての東北を満喫した旅でした。
COMMENT