立秋を過ぎたとはいえ、毎日が酷暑!
東日本大震災からはや5ヶ月、被災された皆様の窮状を拝察するにつけ、我が身を正す鏡にしております。
只、世情を見ますと夫々が様々な形で窮している様に思います。
先週、あの大企業の”日立”が、「テレビ部門から撤退・・・」とのニュースに接しました。
以前より日本の家電メーカーの世界市場での苦戦は耳にしておりましたが、我々零細業者のみならず大企業までもが、何かもがいてるとの感じです。
其の”日立”のニュースの中で、今後の日本企業の行く先を問うた事に対しあるエコノミストが、「原点に返り、日本人得意の”匠の技術”を前面に出すべき」との答えでした。
この事は、手前味噌になりますが、いみじくも弊店が目差しております「手作り職人による修理・リフォーム」に通ずるものと思います。
昨今、宝飾品の売り上げ低迷を受け、百貨店や宝飾店でもリフォームの扱いが増えてまいりました。
このリフォームには大きく2通りの方法が有ります。
1つは、鋳造(キャスト)枠に旧枠から中石を外して入れ替える方法。この場合もし旧枠にメレーダイア等の脇石が付いていたならば、サイズが合わないなどで利用できず、枠もスクラップ地金として買取となります。
もう1つは、鍛造つまり指定のデザインで手造りで作成する方法です。この場合旧枠を溶かして、または旧枠の目方だけで不足の時には、新枠を作成し完成目方から旧枠の目方を引いた差額の地金代金で済む為、手造り工賃を含めても、キャスト枠とほとんど変わらない料金で済みます。そして当然旧枠のメレーダイアがそのまま使える為、無駄がありません。
そして何よりは、なかなか言葉や写真では伝わり難いのですが、リングの場合は工程最後のリング内側角の一磨りがはめ心地を抜群にします。
偶々今回、さいたま市のA様より御依頼のリングが完成しましたので、参考に画像を添えます。

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夢工房 桃李 TEL 048-644-6111
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